春ですね。
緑が芽吹き、さまざまな植物が顔を出します。
この時期に道端でよく見かける「ノビル」はご存じですか?
ネギのようなニラのような香りと味で、とっても美味しいんです。
家の近くの河川敷で野草のノビルを採ってきました。
この記事ではノビルの見分け方と採り方、下処理の方法、そしてノビルのレシピを3品ご紹介します。
ノビルの見分け方と採り方
ノビルの見分け方
ノビルは写真のような見た目をしています。
穂先や茎は小ネギのようで、日の当たる道端や坂に生えています。なんとなくですが、車通りが少しあるところに多く生えている気がします。
ちぎってみるとネギやニラの香りがします。
ここで注意して欲しいのは、野草には毒を持つものもあるということです。
ニラに見た目が似たスイセンは毒を持ち、ノビルと同時期に生えているため、注意が必要です。
ノビルとスイセンは見た目がはっきり違うため、大丈夫かと思いますが、スイセンは毎年ニラと間違えて食べてしまう事故が後を絶ちません。
分からない場合は食べない。また、不安な場合は詳しい人と一緒に採りに行くようにしましょう。
ノビルの採り方
ノビルは先程の写真のように、密集して生えている事が多いですが、出来ればはぐれたノビルを採るようにして下さい。
はぐれノビルは球根が大きく、食べ応えもあるため、おすすめです。
採る際は球根周りをスコップなどで掘り返して引っこ抜くようにします。
掘り返した場所は埋め戻すようにするのが野草採りのマナーです。
ノビルの下処理 方法
土を洗う
まずはノビルの土を洗います。家でやると排水溝が詰まってしまうため、出来ればお水を持参し、現地で大まかに洗い落とすようにしましょう。
家に持ち帰ったら水道水で丁寧に洗うようにしましょう。
根と皮を剥ぐ
続いて根を切り落とし、外側の乾燥した皮を剥ぎます。
穂先の乾燥した部分を切り落とす
穂先の乾燥し、色が変わった部分を切り落とせば下処理完了です。
下処理したノビルはそのまま食べることもできますが、辛いので苦手な方は加熱して食べるようにします。
ノビルのレシピ 3品
ノビルのレシピを3品紹介していきます。
1品目 ノビルの酢味噌ディップ
1品目は茹でたノビルに、酢味噌ダレを付けて食べる一品です。お酒のおつまみにぴったりです。
ノビルの酢味噌ディップ 材料
・ノビル
・お湯(茹でる用)
●味噌 大さじ1/2
●酢 大さじ1/2
●砂糖 小さじ1
※からし お好みで小さじ1/2程度
ノビルの酢味噌ディップ 作り方
まずは、ノビルを茹でていきます。
球根の方から1分程度茹でます。
続いて穂先部分も鍋に加え、1分茹でます。合計で2分程度茹でれば十分です。
茹で上げたら水で冷やし、水気を絞って切ります。
●の材料を全て混ぜ合わせ、辛いのがお好きな方はお好みでからしも混ぜ合わせます。
茹でたノビルを酢味噌に少しディップしていただきます。
球根は甘く、食感もシャキシャキです。
緑の茎や穂先の部分もおいしいですよ。
2品目 ノビルの天ぷら
2品目はノビルの天ぷらです。
ノビルを食べやすいサイズに切り、束にして揚げるだけなので、作り方は割愛しますが、焦げやすいので注意して下さい。
塩よりも天つゆが合うと思いました。
3品目 ノビルの醤油漬け
3品目はノビルの醤油漬けです。
ご飯や冷奴によく合う一品です。
ノビルの醤油漬け 材料
・ノビル 20本程度
・醤油 ノビルが浸る程度
・鷹の爪 1本
ノビルの醤油漬け 作り方
作り方はとっても簡単です。下処理したノビルを生のままみじん切りにし、容器に入れ、醤油と鷹の爪を加えるだけです。鷹の爪の種を加えると辛味が増します。
2〜3日冷蔵庫で漬ければ完成です。
今回は冷奴に乗せていただきました。
シャキシャキ感が残りつつ、パンチがあり元気が出そうな味わいです。
ノビルの採り方、見分け方、レシピ まとめ
いかがでしたでしょうか。
ノビルは採って楽しい、食べて美味しいとても魅力的な野草です。
見た目や匂いを嗅いで、しっかり選んで、丁寧に下処理して、安全に美味しく召し上がって下さいね。
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