絶対に失敗しないアサリの砂抜き(下処理方法)

春の旬
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先日潮干狩りに行ってきました。

潮干狩りで採ったアサリは砂が入っており、食べる際にジャリッとするとせっかくのアサリ料理も不快な気持ちになってしまいますよね。

この記事では、潮干狩りで採ったアサリの絶対に失敗しない完璧な砂抜き(下処理方法)を紹介します。

手間はかかりますが、絶対に失敗したくないという方はこの方法をお試しください。かかる時間としては一晩(8時間程度)+2〜3時間程度です。

用意するもの(アサリ50個の場合)

・アサリを採った場所の海水 500ml程度

・水 1L

・塩(出来ればあら塩) 30g

・底の平らな容器(プラスチックなどのサビないもの)

・ザル

・アルミホイル

アサリの下処理 4つの工程

アサリの下処理は4つの工程で行なっていきます。

ひとつずつ説明していきます。

1.砂を抜く

まずはアサリの砂を抜きます。砂抜きで重要なのはアサリを採った場所の海水を用意すること、暗くする事です。

採ってきたアサリの砂を落とす

まずは、採ってきたアサリを水道水で洗い、大まかな砂やゴミを落とします。アサリの殻を擦り付けるように洗いましょう。

平らな容器に入れる

平らな容器に入れます。

持ってきた海水
海水をアサリの8割程度浸るくらい入れる

ペットボトル容器などで持ってきた海水をアサリが8割程度浸るくらい入れます。

アルミホイルで蓋をする

アルミホイルなどで容器に蓋をし、光が入らないようにします。また、アサリがピュッと砂を吐き出す際に蓋をしておく事で、容器の外に飛び散るのを防ぎます。

この状態で1晩置いておきます。出来れば真っ暗な部屋に置いておくと良いです。また、気温が高すぎないよう注意しましょう。

一晩で抜けた砂

一晩置くとこんなに砂が抜けます。

取り出したアサリは再度水道水で殻を擦る様に洗えば1つ目の工程は完了です。

アルミホイルの裏側

アルミホイルの裏側見るとかなり砂や海水が飛んでいます。

2.海水を抜く

塩水に浸す

続いてアサリの中の海水を抜きます。海水には様々な汚れや細菌などが含まれているため、水道水と塩で作った塩水で海水を吐き出させます。

海水の濃度に近い、3%の濃度で塩水を作り、アサリが8割程度浸る様にします。再びアルミホイルで蓋をし、1時間浸します。浸したアサリをザルに取り出し、殻を擦り付ける様に水道で洗います。

塩水を変え、もう一度同じ工程を繰り返せば2つ目の工程は完了です。

2回目の状態

2回目でも砂や汚れが出ます。

また、写真では分かりにくいですが、塩水が少し濁っていました。

3.塩水を抜く

アサリはそのまま使用すると塩水を含んでいるため、料理が塩っ辛くなります。

よって、アサリを塩水から取り出し、置いておく事で塩水を吐き出させる必要があります。

そのままの状態で容器に入れる

塩水を捨て、容器にそのままアサリを入れておきます。

アルミホイルで蓋をし、1〜2時間置いておきます。

置いておいたアサリをザルにあげ、水道水で殻を擦り付けるように洗えば3つ目の工程は完了です。

塩水が出ています

このようにアサリが塩水を吐き出し、このくらい溜まっています。

4.アサリの選別

最後が最も重要な工程です。アサリの中身が無かったり、死んでいるアサリを取り除きます。

中身が無いアサリ

このように中身の無いアサリは砂がたっぷり詰まっていたりします。また、死んでいるアサリは腐っている場合があるため、食中毒などになる可能性があります。

よってアサリの選別はとても重要です。

水管(ベロ)が出ているものをとる

この選別の方法は様々ありますが最も確実な方法が、これまでの1〜3の工程中にアサリの水管(ベロ)が出ているものを選別する方法です。

アルミホイルで蓋をし、こっそり開けると写真のように元気に水管を伸ばしています。

これらを選別していきます。手間はかかりますが最も確実で、鮮度の良いアサリを選ぶことが出来ます。

出来れば1の工程で選別する事をおすすめします。アサリが元気で水管(ベロ)が出やすいです。

※アサリの数が多い場合などは、白いバットなどに1m程度の高い位置からアサリを落とし、砂が出たものを取り除くという選別方法もあります。

アサリの下処理 完了

以上でアサリの下処理は完了です。

新鮮なうちにぜひ美味しく召し上がって下さい。

冷凍も出来る

また、余ってしまった場合でも、ジップロックなどに入れて、冷凍すればいつでも使用できるため、ぜひお試しください。

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